コケ情報:コケが神話の題材に!台湾発の絵本「コケのきょうだい(苔蘚兄妹)」

たぶんコケ好き界隈ではまだそんなに話題になっていないと思うのですが…。

先日、何かの調べものでネットサーフィンをしていたら、たまたま見つけたこの絵本。

台湾原住民の神話や伝説をベースにした、双子のコケの男の子と女の子が主人公というお話です。

▲2023年10月刊。発行元: トゥーヴァージンズ、文:根誌優、絵:種籽設計、翻訳:沢井メグ、価格:税込1980円



文章を書かれている根誌優さんは、なんと台湾原住民サイシャット族の長老。

双子のコケがとてもかわいらしく、でも30種近い蘚苔類もきちんと各種描きわけがされていて、

どのページもめくるごとに思わずため息が出てしまう美しい世界が広がっています。

きっとその昔、台湾原住民のあいだではこんなふうにコケが役立ち、親しまれていたのだろうなと想像するだけで楽しい。

もちろん絵本として子供も楽しめるわかりやすい内容です。





台湾原住民サイシャット族の暮らす場所、いつか行ってみたいなぁ。

一般の書店やAmazonなどでも購入できます。

日本の皆さまもぜひお手に取ってみてはいかがでしょう。



▲ふかふかのコケのベッド!これぞ全コケ好きたちの憧れ!

サイシャット族にとって、コケはこんなふうに精神的に包み込んでくれるような大きな存在だったのかもしれません

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